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バスの中で24歳になった。
1月7日
仕事を午前で切り上げ、高槻に帰る。カセットテープに入れたディアハンターを聴く。約3時間休む。再び出発。

1月8日
新大阪からバスが出発。
新宿について、山手線に乗ってなぜか目黒で降りた。どこもあいてなくて結局マクドナルド。
渋谷。ギターを持っているので、レコードを買ってはいけない、買うとしても帰り際、と思いつつ買う。大瀧詠一さんやトーキングヘッズなど。
重くて腕がちぎれそうになりながら下北沢。CITY COUNTRY CITYでトモちゃんのパスタを食べる。涅槃の味である。トモちゃんに明日水戸でダブルオーケストラに参加することを説明。communeの場所を教えてもらって店を出る。
高橋咲詠さんのドローイング集を買った。これがほしかったのだ。
あと一件レコード屋に行ける(もうどうにでもなれ、腕)。フラッシュディスクランチ。ジョニ・ミッチェルのセカンドを買った。とても美しいジャケット。
やまけんと土井くんと渋谷でごはん食べることに。渋谷で5時だな、と思いながら井の頭線に乗り込むとやまけんがいた。下北沢で4時52分になってしまった。
土曜日の渋谷は人が多い。そして土井くんがこない。中目黒に移動した。土井くんは自転車できた。卒業以来はじめて会う。
もんじゃ焼きを食べた。土井くんの謙虚さは逆に店員を威圧していた。誕生日なので二人が多く払ってくれた。
土井くんは自転車で帰っていった。
八王子のやまけんの家に行く。電車の中でスチャダラパーのかっこよさについて語る。泊。


1月9日
朝は6時に起きた。7時に出発。きれいな朝焼けだった。新宿までやまけんといっしょに行く。
東京駅で水戸行きのバスに乗る。とてもよく寝た。
起きたら水戸だった。水戸駅はとても大きかった。河野なんとかさんが歌っていた。シャボン玉の歌だった。ごはん食べてまたバスに乗る。
京成の婦人服売り場のトイレでゆっくり用を足す。水戸芸術館に着くときれいなKIMONOを着た、新成人がたくさんいた。成人式。
集合場所に行くと楽器を持った人がちらほら。ぼくはこれから大友良英さんのアンサンブルズのコンサート、ダブルオーケストラにアコースティックギターで参加するのだ。
新成人が写真撮ったりしてる横を通って控え室へ。迷路のようだった。途中、坂田明さんとすれちがった。
荷物を置いたらスタッフの人に案内され、本番が行われるホールへ。大友さんがいた。イトケンさんがドラムをたたいている。音の良さに驚く。コンサートのために作られたホール。もちろんたたく人の技術がすばらしいということはあるが、とても気持ちがいい。PAを通していなくても、すべてがちょうどよく聴こえている。残響感。
サックス、トランペット、コントラバス、スチールパン、テルミン、ジャンベ、バイオリンなど、さまざまな楽器を手にした人たちがぞくぞくと入ってくる。
参加者がホールにそろうと、楽器ごとに大友さんが配置を決めていく。サインのルールが書かれた紙が配られ、すぐにリハーサルがはじまった。まずはじめに全員でショットを出してみる。どんなカタカナを使っても表せないような、すごい音。坂田明さんのサックス。
とちゅうで、Sachiko Mさんが「ピーってなってるのだれ?」と言った。めりはりのある演奏をするにはしっかりした無音状態を作らなければならないのだ。ぼくは気付いていなかった。しかし、そう言われた瞬間にたしかに誰かのアンプからノイズが出ているのが聞こえ出した。Sachiko Mさんはすごい耳だな、と思った。人間の耳は鳴っている音の中から必要なものだけを選び出して聞いている。大友さんの本「MUSICS」に書かれていたことを思い出した。
何セットか演奏し、ルールの確認してリハーサルは終わった。とても興奮した気持ちで京成に昼ご飯を食べに行った。生姜焼き定食。「水戸は美人が多い説」に確信を抱き始める。
もどってしばらく休憩。他の出演者の方々と話をした。タンバリンのおじさんにジェスロ・タルをおすすめされた。今度聞いてみよう。
ホールの後ろの方に着席、コンサートが始まった。まずは音遊びの会から。音遊びの会は知的障害を持ったこどもたちを中心としたグループ。いったいどんな音楽なのか、まったく想像がつかなかったが、小さい子供たちの音にはすぐにのめりこんでしまった。知らない種類の音楽にも関わらず、あまりにもしっくりくるので寝そうにさえなった。
なかでも森本アリさんといっしょに出てきた女の子の歌。いままでにまったく聴いたことのないような感じで、ほんとうにすばらしくて、涙が出そうになった。
細馬先生と前に立った藤本さんの「しおさいのうた」もすばらしかった。細馬先生が近くに走ってきた小さい子にマイクを渡したのがとてもいいと思った。
最後みんなが一斉に音を出すところ、音の力に圧倒されてしまった。じーん、としていたら、自分が今からステージに上がることを思い出して、ちょっと震えた。
わくわくした気持ちでステージにのぼる階段の途中で小学生くらいの女の子と目があった。僕のほうを見て笑ってくれた。その時、きっと経験したことのないようなすばらしいことが今から起こるんだな、と思った。
本番がはじまった。必死で指揮者の人を見つめ、ギターを弾いた。ときどき全体の音がどうなってるのか聴いた。途中からそれが同時にできるようになるのがわかった。というか、同じことになった。意味とかはまったく考えなかった。とにかく自由な気持ちだった。
客席にいた七尾旅人さんが大友さんに呼びかけられて指揮をすることになった。ルールをちゃんと覚えていない七尾さんの歌いながらの指揮でオーケストラのなにかが変わった感じがした。「今ならなんだってできる」と思った。
最後に音遊びの会もいっしょに演奏することになった。アンコールの坂田さんとぴかちゅうの指揮はほんとに美しい音とみんなの気持ちがステージのそこら中で弾けまくっていた。
よく考えたら坂田さんはルールにない指揮をしまくっていたけど全然みんなに伝わっていた。ぴかちゅーと子供たちは踊りながら指揮していた。奇跡としかいいようのない時間だった。
障害者の人といっしょに楽しく演奏できたとか、そんなことじゃない、なにか、どうにも説明できないものがあった。
終わってから、大友さんにあいさつできた。こんなにすばらしい場を作ってくれて心から感謝。控え室に戻りながら、笑顔で「おつかれさま!」みんなと声を掛け合う。
会場を出たところに細馬先生がいらっしゃったのであいさつ。出演者の方といっしょにタクシーを拾って水戸駅にもどった。改札であいさつをして別れる。またどこかであいましょう。
ホテルにチェックイン。すぐに布団に入る。
あのすばらしい音楽はもう消えてしまった。もう二度と聴くことはできない。
でも、少し前までその音楽の中にいたこと、あんな夢のような音楽が短い時間でもたしかに存在したこと、うれしくてたまらない。ほんとうに来てよかった。
どうにもおなかがすいたので、起き出してコンビニにいろいろ買いに行く。水戸駅では新成人たちがまだ集まっている。ホテルに戻って食い散らかして寝る。


1月10日
朝起きて、夕べのこと思い出して、ツイッターでいろんな人の感想を読んで、一人で「あ~」とか言いながら泣いてしまった。
気を取り直してホテルの風呂に入る。貸し切りだった。洗濯をして、チェックアウト。
再び水戸芸術館。クロークに荷物をあずけて、カフェで朝ご飯を食べる。とてもいい天気。
たっぷりぼーっとしてから展示室へ。ダブルオーケストラに出演していた方もちらほら。Sachiko Mさんも。第1室で、大友さん、細馬先生、ぼく、みたいな状況になって緊張した。
2時間ほど見てからいったん外へ。近くの店でハンバーグを食べる。「すいません」と言い過ぎる店員がいて、途中から何回言ってるか数えはじめたが、すぐにわからなくなるほど言っていた。
再入場。人が多かったこともあり、聞こえ方がまた変わっていた。音が出ている場所と自分の場所の関係でがらりと変わる。遠くの部屋で「どーん」。あ、さっきのあれが鳴ったんだ、聴きたかったな、と思う。でも、ここじゃないと、この距離感の「どーん」は聴けなかったんだな、と気付く。第1室が一番心地よかったので、壁際に座って聴くことにした。音楽と音の間をいったりきたりする。スネアドラムがただの音を出したり、足音が音楽になったり。前日のダブルオーケストラのリハーサルのときのSachiko Mさんのように、耳が本来もっている機能が覚醒されていくようだった。時間がすぎるのをじっくり聴いた。そのあいだ、七尾旅人さんはじめいろんな人が僕の前を通過しておもしろかった。
ぼくは大学を卒業したくらいから展示というものがおもしろく感じられなくなっちゃって、行かないようにしていた。展示って、2次的な感じするというか。本番じゃない感じがいやになっちゃった。だけどアンサンブルズ展は、そこにいる以外に体験する方法がなくて、ずっと本番だった。
3時間ほど聴いて、東京にもどった。バスが出発したとき、おみやげを買っていないことに気付いた。
東京駅に着いたら人がたくさんいた。モスバーガーでなんとかチキンなんとかを食べる。まだまだ時間があったのでHOSEのライブを見に行くことに。
中央線に乗って千駄ヶ谷。しかし、会場のループラインの場所がわからない。携帯の電池は切れたので調べられない。あてなく歩き出す。
着いてしまった。中からはHOSEの音が聞こえてくる。もう始まっている。おそるおそる中に入ると、ちょうど曲が終わったところで、満員のお客さんの注目を集めてしまった。数秒の沈黙ののち、盛大な拍手で迎えられた。あ、どうも。
ぼくがギター持っていることに気付いた宇波さん「なにかバンドをやっておられる?」ぼく「あ、はい」宇波さん「どんなバンド?」ぼく「ロックバンドです」宇波さん「あ、じゃあ」ぼく「あ、ロックバンドですか」
奥のカウンターには細馬先生がいらっしゃった。ビールを飲んだ。
ju seiというグループもいっしょだった。とてもすばらしいライブだった。マドンナの「マテリアルガール」のカヴァーがよかった。
お餅が振る舞われた。賞品のないビンゴ「純粋ビンゴ」が行われた。ビンゴにならなかった。細馬先生にまたごあいさつ。
駅でHOSEのメンバーやお友達の方といっしょになり、また中央線に乗って新宿。別れるときに女の人に「風邪などをひかないように」と言われた。自分は人にそんなこと言ったことない。ぼくは人の心配をしたことがないと思う。
ああ、おみやげ買い忘れたなあ。寒い、寒い、バス、早くきて。


1月11日
バス。途中でどうしてもうんこがしたくなり、停まってもらった。
あとは知らない間に草津に着いていた。雪。
貴生川の駅のホームで電車を待つ間、ギターを出して2曲ほど歌った。指から血が出そうなほどに寒かった。ギターと旅をするのはとても大変だった。でも楽しかった。


1月12日
起きてサニーデイ・サービスの「土曜日と日曜日」を聴く。
夜、ふーらりふらふら風来坊ラーメン。


1月13日
桃鉄をした。


1月14日
夜、実家に帰る。電車の中で「おろち」を読んでいるとすぐに高槻駅に着いた。とてもひさしぶりのような気がした。


1月15日
母と茨木のジャスコに行ってパジャマを買ってもらった。
姉がホームビデオVHSをDVDにダビングする作業をしていた。
ぼくが生まれる前のある朝、父と2歳の姉が布団に入ってジャンケンをしている。チョキを出した父に姉が「おとうさん、2さい?」という質問。ジャンケンをしているつもりなのは父だけのようだ。映っている布団は今ぼくが信楽で使っている布団だった。
by 51bm | 2011-01-16 14:51 | diary
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